ドロシア・ラング
ドロシア・ラング(Dorothea Lange, 1895年5月26日 - 1965年10月11日)は、アメリカ合衆国の写真家・報道写真家。
大恐慌時代の作品で知られる。ドキュメント写真の発展に大きな影響を与えた。
大恐慌時代の作品で知られる。ドキュメント写真の発展に大きな影響を与えた。
ドロシア・ラングの名言集
カメラとは、カメラなしでいかに見るべきかを教えてくれる道具である。
写真には、私たちが自分の目で見ている以上のものは表現できないという領分はおそらく存在するだろうが、一方で私たちが自分の目にほとんど見る仕事をさせていないと証明しているともいえる。
そう、その辺をぶらついて、ここに居て、と思ったらあっちで居残って、もうもうたる埃のなかで獲物を狙いながら襲い掛かることもない、なんてことはしょっちゅうよ。地元の人といっしょに地べたに座り、子どもたちに汚れて煤けた小さな指でカメラを見られ、レンズもその指で触られてね、でもそのままやりたいようにさせておくの。だって気前よくふるまうと、それに見合うだけの収穫があるものなのよ。
写真家たちは、可能性を使い果たす前に早々に撮影を止めてしまうことが多すぎる。
テーマを決めたら、極限までやってみなさい。主題は心から愛しているもの、または心から憎むものでなければならない。
写真集
Dorothea Lange: The Crucial Years 1930-1946
1935年にスタートした農業安定局のFSAプロジェクト、第二次世界大戦時の日系アメリカ人への取材、カリフォルニアやアリゾナの農村のドキュメンタリーなど、未発表作を含む作品が収録されています。
Dorothea Lange: A Life Beyond Limits
写真家ドロシア・ラングの波乱に満ちた生涯を紹介した魅力的な伝記です。子ども時代の病気、障害、写真との出会いなど、興味深いエピソードがつづられています。
Daring to Look: Dorothea Lange's Photographs and Reports from the Field
1939年のフィールドワーク(カリフォルニア、太平洋岸北西部、ノースカロライナ)での未発表写真とキャプションから構成されています。不法移民キャンプ、貧しい農民、荒涼とした風景などの貴重な写真がラング自身のキャプションともに掲載されています。