ジュリア・マーガレット・キャメロン
ジュリア・マーガレット・キャメロン (Julia Margaret Cameron、1815年6月11日 - 1879年1月26日)は、イギリスの写真家。当時の有名人のポートレート写真、アーサー王その他の伝説的な主題の写真で有名。
キャメロンの写真家としての経歴は、晩年の約12年間と短く、写真を始めたのは48歳と遅いスタートだった。その作品は当時はそれほど評価されなかったが、特に余分ななものをそぎ落としたクローズアップの肖像写真は、現代の写真術の発展に大きな影響をもたらた。ワイト島のディンボラ・ロッジ(Dimbola Lodge)にある彼女の家にはいまも公開されている。
キャメロンの写真家としての経歴は、晩年の約12年間と短く、写真を始めたのは48歳と遅いスタートだった。その作品は当時はそれほど評価されなかったが、特に余分ななものをそぎ落としたクローズアップの肖像写真は、現代の写真術の発展に大きな影響をもたらた。ワイト島のディンボラ・ロッジ(Dimbola Lodge)にある彼女の家にはいまも公開されている。
ジュリア・マーガレット・キャメロンの名言集
私は先人たちの美をすべてとらえたいと切望していました。そして、ついに願いが叶ったのです。
手にした最初の瞬間から、私はレンズをやさしく熱意を込めて扱いました。
カメラの前にこうした男性たちを立たせているとき、身体的な特徴と同じくらいに高貴な内面性を忠実に記録することで私の務めを果たそうと、全精力を傾けて努力しました。このようにして撮影された写真は、祈りを具現化したもののように見えました。
自分の創造性に対して怒りや絶望を感じているのならば、それは本来の力をどこかに置き忘れてしまっている証拠です。他人が自分のことを評価するのを許すくせに、過小評価されているといっては怒っているのです。
成長とは螺旋状のプロセスです。ときには逆走し、再評価し、再編成されます。
写真集
Julia Margaret Cameron's Women
キャメロンは19世紀イギリスの著名人を撮影したことで知られていますが、彼女の被写体の大多数は女性でした。この本ではキャメロンが撮影した女性のポートレートが多数掲載されています。
From Life: Julia Margaret Cameron & Victorian Photography
インドのカルカッタ(現コルカタ)で生まれ、後にインドで結婚したキャメロンは、典型的なヴィクトリア朝の植民地時代的な人生を送っていました。そこからいかにして時代を代表する女性写真家となったのか、興味深い伝記です。