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アンリ・カルティエ=ブレッソン

 

アンリ・カルティエ=ブレッソン


アンリ・カルティエ=ブレッソンの名言集

写真の内容を補強するものはリズム感、つまり、形とその価値の関係性である。

写真を撮るということは息を止めるということである、そのとき撮影者はつかの間の現実を捕らえるために全精力を傾ける。撮影が身体的、知的な喜びになるのはまさにその瞬間だ。

写真はその誕生以来、技術面を除いてはなにも変わっていない。そして私には技術的なことは重要ではない。

写真家は絶えず消えてなくなってゆくものを扱う。消滅してしまえば、再びそれを取り戻す手段はこの世界には何もないのだ。

記憶は非常に重要です、写真が撮られたときの記憶、それはそこで起きた出来事と同じスピードで流れているのです。撮影中は小さなミスも犯さず、すべてをうまく捕らえるよう細心の注意を払いなさい。なぜなら後になってから後悔しても遅いのです。

私に関して言えば、写真の撮影は理解の手段であり、他の視覚的表現手段と切り離ことはできません。それは叫んだり、自分を解放するのと同じで、自分の独自性を証明したり断言する手段ではありません。それは生き方なのです。

私は写真自体には興味はない。ただ現実の中の一瞬間を捕らえたいだけである。

思考は撮影の前後に行われるべきもので、撮影中ではない。成功するか否かはその人の一般教養にかかっている。その人の価値観、明晰な頭脳、活気。もっとも恐るべきは人工的に不自然なものである、それは生命と相対するものだ。



写真集
Henri Cartier-Bresson
Henri Cartier-Bresson: A Propos de Paris
50年以上にわたり撮影されたパリの白黒写真から、本人が選び出した写真集。スナップ写真の真髄を味わえます。カルティエ=ブレッソン入門にぜひどうぞ。
Henri Cartier-Bresson: Photographer
Henri Cartier-Bresson: Photographer
戦争で荒廃したヨーロッパの町から、アメリカ南部の荒涼とした風景まで。伝説的な写真家の生涯にわたる作品を美しいダブルトーンの印刷でまとめ上げた集大成的な一冊。

Henri Cartier-Bresson: The Modern Century
Henri Cartier-Bresson: The Modern Century
MoMAでの展覧会に付随して出版された写真集で、カルティエ=ブレッソン財団が所有する膨大なコレクションが使われたはじめての本です。
Henri Cartier-Bresson: A Biography
Henri Cartier-Bresson: A Biography
友人でもある作家ピエール・アスリーヌによって書かれたカルティエ=ブレッソンの伝記。







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